
おおさか 生野コリアタウンぶら歩き
月刊「福祉のひろば」
2021年4月号

最新号
福祉のひろば2021年3月号
特集
あたらしく福祉職場にきたみなさんへ
今年の春から福祉の職場に入職するみなさん、おめでとうございます。
私自身は、東日本大震災が起きた二〇一一年に総合社会福祉研究所に入職したので、育休・産休も含んでですが、『福祉のひろば』の編集にかかわって、今年で一〇年目になります。 保育、障害、高齢などの分野を超え、現場の実態と実践、研究をつなぐ「総合」誌であることが本誌の特徴ですが、本当に、さまざまな取材を経験させていただきました。 たくさんの方のお話をうかがってあらためて思うのは、福祉の仕事はきわめて専門性が高く、奥が深く、実践する側も人としてたくさん成長できる、 とってもステキな仕事だということです。 そして同時に、人々のいのちとくらしを支える不可欠な仕事であるにもかかわらず、国や自治体の制度・政策に振り回され、 だれにでもできる専門性の低い仕事のように扱われるなかで、本当に必要な実践、大切にすべき実践を積み重ね、そ の専門性を高めていくことがとてもむずかしくなっているということです。 子どもであっても障害があってもお年寄りであっても、自分自身の思いが大切にされ、受け止められる経験や生活は、ひととして根底をなすものです。 なんでもかんでもお金ではかってしまういまの社会のなかで、そうした価値観を大切にできる福祉の仕事はやっぱりステキな仕事であり、 また、かならず守らなければならない最後の砦であるとも感じます。 そして、お金や経済成長とはちがう、"一人ひとりのねがいに寄り添う"という価値観の大切さとその実践を、もっともっと言葉にして発信していく必要があります。 総合社会福祉研究所や『福祉のひろば』も、その一翼を担っていきたいと思っています。(編集主任)

- 2020年12月21日
- 「コロナ禍で福祉に働くひとの声 アンケート調査」の回答はこちらから
- 2020年11月20日
- 2021/1/9[土] 第25回 合宿研究会(会場+オンライン) 開催のご案内
- 2020年10月16日
- 日本学術会議会員候補の総理大臣による任命拒否についての声明を発表しました
- 2020年10月02日
- 2020/10/16(金)【オンライン参加可】第7回釜ヶ崎のまち短期留学 「リーマンショックとコロナ禍 生活困窮支援の方向性を探る」
- 2020年09月01日
- 第14回(2020年度) 京都社会福祉講座 開講のお知らせ
- 2020年05月29日
- 第33回社会科学・社会福祉基礎講座 開講のお知らせ
- 2020年03月16日
- 【開催延期】2020/4/18(土) 釜ヶ崎のまち短期留学 ~釜ヶ崎での若者支援を模索する~
- 2019年11月18日
- 2019/1/11(土)~12(日) 第24回 合宿研究会 in 京都 開催のご案内
- 2019年06月30日
- 2019/8/31(土)~9/1(日) 第25回 社会福祉研究交流集会 in 東京
- 2019年06月24日
- 第32回社会科学・社会福祉基礎講座 開講のお知らせ