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社会科学・社会福祉基礎講座
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第12回社会科学・福祉基礎講座 入門講座レジュメ(抜すい)
福祉を学ぶことの意義 真田是(研究所理事長)
▽社会福祉は慈善事業・慈善行為とは違う
共通点はある−−儲け本位ではない、自分のためよりも他のため
貧困をはじめとする社会的不幸の捉え方の違い
利用者と事業者・実践者の関係の違い
▽救貧制度から社会福祉へ
社会的責任・公的責任
基本的人権・生存権
権利制限の克服
▽社会福祉とはなにかを考える手掛かり
社会福祉はみな大事というのになぜ「3K職場」などと言われるように恵まれず条件か悪いのか
社会福祉は大事なものなので支えることが必要だが、現状を支えるだけでなくもっとよくするにはどうするか
▽社会福祉と反対の強い流れがある
儲けと「自己増殖」のための経済
果実を消費するものとしての社会福祉
その上に生産にあまり役立たない消費
仕事が専門的ではなく経験的で単純労働という理解
人間の生存権や基本的人権を保障するのを基本に据えた社会の仕組みではない
▽「社会福祉は大事」のもう一つの意味
儲けと「自己増殖」に抵触しない限りでの「大事」
必要な場合でもできるだけコストを抑える
コストを抑える二つの方法
@無償の奉仕A施設・設備と労働条件を抑える
→「3K職場」
▽ではなぜ近代→現代と発展してきたのか
近代民主主義
自由・平等・友愛
人権の思想
共同性・公共性
社会問題とその認識
天命・天災でない人災
生存権・人権の要求と運動
支配秩序からの必要
対立・亀裂の緩和と修復
必要な量と質の労働力の確保
社会福祉の動向を規定するもの
「三元構造」
▽社会福祉の水準−−支えているもの
@福祉労働の質と方法・技術の水準
A制度・法律
@は何によって規定されているか
施設・設備・労働条件・労働者の努力・仕事の科学化・客観化
Aは何によって規定されるか
国民の生活問題−国民の要求・運動−政府
▽社会福祉を支えることと発展させること
支えること:労働の質と国民の関心
社会的支援策
発展させること:利用者の二一ズにより十分に応える
人権保障の水準が高まる
発展に影響するもの:、「三元構造」
▽学び方
基本:社会福祉と社会の関係を科学的に究明する
対象−運動−政策主体
社会福祉の領域別なりテーマ別の関心を絞る
労働、方法、地域、施設etc.
社会科学をべ一スにした社会福祉の蓄積
社会の仕組みと民主主義
資本主義にとっての社会福祉
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