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第12回社会科学・福祉基礎講座　6B回レジュメ

社会福祉をとらえる視点　真田是（研究所理事長）

§社会福祉が大事にされる社会を求める
　社会のあり方や特徴と社会福祉の関連を見る目
　社会福祉にとっては社会科学が必要
　社会福祉からの社会づくりを現実化するには

§社会と社会福祉の基礎的な関連
　対象としての社会問題
　社会問題が生み出す要求と運動
　支配層の社会福祉政策

§戦後日本の社会福祉
*戦後改革と社会福祉
　「戦前・戦時」はどうなったか
　福祉3法
*「逆コース」
　反憲法体制と政策の公然化
*高度経済成長政策
　大企業中心システムの完成
　生活保護「適正化」−−昔年金・皆保険−−福祉6法
*社会福祉の臨調『行革』
　臨調『行革』の背景
　制度改悪一一理念見直し

§新しい変化の芽
　新しい貧困について・
　政府・財界の新しい貧困の見方
　ナショナル・ミニマムの充実
　一般階層への生活支援

戦後日本の社会保障の時期区分

1.戦後改革と「福祉3法」体制(19・45〜51)
　社会保障・社会福祉についての国民の権利と国家責任(憲法25条)
　児童福祉法−身体障害者福祉法−改正生活保護法
　社会保障制度審議会の「50年勧告」
　社会福祉事業法
　　憲法にもとづく理念と低水準の基準
　　生活保護中心の時期

2.社会保障政策の始動(1952〜59)
　1954年度予算案
　生活保護第1次適正化政策−世帯更生運動−朝日訴訟

3.皆保険・皆年金と「福祉6法」体制(1960年〜75)
　生活と健康を守る運動の高揚と譲歩
　老人福祉法−精神薄弱者福祉法−母子福祉法
　身体障害者雇用促進法−児童扶養手当法−重度精神薄弱児扶養手当法
　−母子保健法−心身障害者対策基本法−児童手当法−年金物価スライド制

4.社会保障の臨調『行革』'第1期(1976〜88)
　福祉抑制の世論操作と実行
　財政危機論−高齢社会危機論−日本型福祉社会論
　生活保護第2次適正化政策−老人保健法−健保・年金改悪−老人ホーム費用負担
　医療費キャンペーンと供給規制

5.社会保障の臨調『行革』第2期(1989年〜.)
　福祉抑制の軌道修正=『ゴールドプラン」
　社会保障理念の見直し
　「21世紀福祉ビジョン」−「社会保障体制の再構築」

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