社会科学・社会福祉基礎講座
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第12回社会科学・福祉基礎講座 2回レジュメ(抜すい)

社会を進歩・発展させる力 中田進(関西動労者教育協会)

一 社会のしくみとは

@人が生きて社会はある。社会とは人と人とのつながりの総体。
生きるためには衣食住
衣食住の生産・・その生産活動での人のつながり・・生産関係
社会の主人公は・・働く人びと
自身の商売・仕事は社会のどんな産業部門に属しているか考えてみよう
A社会の土台・・生産関係(経済)
生産には三つの要素がい.る・・人間の労働・・労働力
                   労働手段(道具・機械・工場・土地)
                   労働対象(原料・材料など)
生産手段(労働手段・労働対象)をだれが所有しているか
                    みんなで所有しているか
生産手段の所有関係・・(私的所有と共同所有)・・生産関係
  私的所有・・不平等な人間関係
  共同所有・・平等な人間関係
B生産関係を基礎に・・政治的・法的・文化的関係・・上部構造
  資本主義社会の土台と上部構造
  資本家が生産手段を所有・・そのカで政治・文化・教育をにぎる
     (土台)             (上部構造)
C生産手段を私的に所有する社会では
生産手段の所有をめぐって…分かれる集団・・階級'
所有する人びと(支配階級)…指揮・命令・・配分}は大きい
所有しない人びと(被支配階級)・・直接的労働・・配分は小さい
所有する人びとが支配的な地位に・・所有しない人びとの労働の成果を搾取
現代日本の階級関係・・資本家、少商品生産者(農民・中小業者)、労働者

二 社会発展の法則

@生産力の発展と社会のうつりかわり
  原始共同体
  奴隷制
  封建制
  資本主義(大づかみにみてこの順序で発展)
  未来の社会は?まずは独立民主主義の日本・・大企業への規制と真の独立
           将来的には国民の意志で搾取のない社会へ・・
A階級社会では階級闘争が推進カ・・社会はたたかいのなかで前進する
  生産力は発展的慣向
  生産関係は固定的傾向
    この矛盾が社会発展の原動力
  社会は生産力が発展する方向へとすすむ
B階級社会で、なぜ少数が、多数を支配できるか
  国家権力とは
   強制力・・警察・軍隊・監獄・裁判所を中枢に
   立法・行政・司法
   「公的な役割」・・税金と国民、税務署の役割
  精神的な手段・・、思想・道徳・宗教
  マスコミの巨大な役割
C現代の階級闘争
  経済闘争・・賃金・時間・その他の生活と労筍の条件改善
  政治闘争・・消費税・社会保障制度をめぐるたたかい、平和と民主主義
   介護保険への疑問と怒り・・見直し
   調査(認定外しなど)、是正措置、保険料徴収延期、過渡的措置
   新ガイドラインをめぐる国民的運動。盗聴法、背番号制、地方分権、日の丸
   君が代、悪法強行・成立の背景
  思想闘争(学習・教育)
D社会は自然とちがって・・人間の意識的活動によって発展
  人間の実践とは…
E国民の生存権と社会保障運動
  命があぶない。子育て、医療・介護、生活保護・・深刻な現状
  要求にもとづく運動・・措置制度、医療保険制度・・署名・要請・交渉・ほか
  運動に生きがい。みんなが主人公のいきいき活動
  不況の中でリストラ、雇用不安。医療・福祉・教育の切り捨て。
  政・官・財の癒着と悪法への怒り。最近の選挙結果。組織とその力。
  政治革新の展望
  たった一度の人生だから
   仲間とともに、味わい深い人生を。

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