社会科学・社会福祉基礎講座
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第12回社会科学・福祉基礎講座 16回レジュメ(抜すい)

「人権としての福祉」と福祉労働 −いま、あらためて「福祉労働の理念」を問う−
加藤薗子(立命館大学)

はじめに
いま、あらためて「福祉労働の理念」を問う意味

T 福祉「改革」は社会福祉をどこに導くか?
  −構造改革と社会福祉・福祉労働の変質−
1.社会福祉の戦後展開とその政策的特徴
 −社会福祉をめぐる情勢をどう読むか−
 (1)70年代「福祉国家」から「日本型福祉社会」へ
  (第一段階:「生存権保障」制度解体の準備段階)
 (2)臨調「行革」と80年代「日本型福祉社会」がもたらしたもの
  (第二段階:国家責任解除・回避のシステムづくり)
 (3)90年代の焦点とはなにか
  (第三段階:社会福祉「理念」の見直し・変質)
 (4)今日の政策動向と政策的意図の本質を明らかにすること
2.社会「改革」と福祉労働の変質
 (1)供給主体多元化の下で、「人権・生存権保障労働」としての福祉労働の変質
 (2)福祉労働の専門性の軽視と「貧困化」の促進
 (3)「競争原理」「市場原理」導入による効率性の追求

U 利用者・国民が求める福祉労働とは
  −福祉労働の特性を発揮すること−
1.福祉労働の社会的性格
2.福祉労働の特性
 (1)労働目的の特性
 (2)労働対象の特性
3.人権・生存権保障労働とは
 (1)人権視点の大切さ
 (2)人格そのものに働きかけ自立・発達援助のための専門的・技術的労働
 (3)生活・施設諸条件の整備と制度・サービス拡充のための組織的労働
 (4)地域に福祉の思想(人権・民主主義)を広げる活動

V 福祉労働者に期待されること
1.福祉労働・福祉運動の先進例を切り拓く「福祉のとりで」としての職場づくり
 (1)期待される福祉労働実現のための基盤・条件づくり
 (2)福祉労働の二重構造
2.労働論・運動論・経営論の統一をめざすこと
 (1)利用者・国民の生活と人権を守る福祉労働実践の確立
 (2)福祉労働者が事業を支え、民主的施設運営・管理能力を獲得する課題
 (3)人権と福祉の地域づくりの福祉運動
3.「福祉労働の三元構造」的把握の大切さ
 (1)思想性・理念性
 (2)技術性・科学性
 (3)民主的人格性
  の統一の課題

おわりに

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