福祉のひろば 2026年8月号商品コード:hiroba-2608
特集 いまこそ、平和と憲法を考える
今号の特集では、あらためて憲法とはなにか、憲法の役割をふり返るとともに、私たちの日々の生活に引き寄せて、平和とはなにか、平和の実現のためにできることはなにか、考えたいと思います。また、日本が追随しているアメリカ、トランプ政権の分析について、国際政治学者である三牧聖子さんのお話も紹介します。
サブ特集では、総合社会福祉研究所の中島素美事務局長が、原水爆禁止日本協議会の代表団の一人として参加した、「NPT(核兵器の不拡散に関する条約)再検討会議」の傍聴をふくむニューヨークでの活動について、今号と次号の二回に分け、現地行動レポートを紹介します。
福祉の仕事は、目の前にいる子ども、障害のある人、高齢者、すべての人のいのちと人権を守る仕事です。もちろん、賃金の低さやそれゆえの担い手不足が深刻ななかで、「人権を守る福祉実践」はかんたんなことではなく、「やりたいけどできない」葛藤のなかで試行錯誤しているわけですが、「すべての人の人権が守られる」ことは「あたりまえ」であり、それを実現したいと奮闘しています。
戦争も虐殺も差別も、なかなか世界からなくならないことにめげそうになりますが、平和や人権保障をあたりまえに大切にしたいと考えている人は、日本にも、世界にもたくさんいることを、サブ特集のNPTニューヨークレポートからあらためて感じます。特集のなかで日本平和委員会の岩本悟さんは、「私たちはしばしば自分たちを『少数派』と自認しがちですが、実際はそうではないかもしれません」と書いてくださっています。あたりまえのことをあたりまえに大切にできる世の中をつくれる市民の力を、みなさんと確認できればうれしいです。
【ひろばトーク】
戦争は、最大の人権侵害~沖縄からのメッセージ~
ウィンフィールド ひろみ
●特集● いまこそ、平和と憲法を考える
いまあらためて考える、日本国憲法の意義 國本 依伸
あなたからはじまる平和運動 岩本 悟
平和を守り、引き継いでいく一人として 柏木美沙希
学び、対話を重ねながら、平和について考えつづけたい 竹田 沙世
知りつづけ、伝えつづけることをこれからも 朴 仁淑
――立命館中学校・高等学校の平和教育と美術部の平和実践
立命館憲章「改正」反対運動にとりくんで 松尾 菜生
トランプ政権によって、世界はどう変えられつつあるか
●サブ特集●
NPT再検討会議ニューヨーク行動レポート!(前編) 中島 素美
●トピックス●
「逆流の時代」にどう立ち向かうのか
舞鶴から平和と福祉を考える 黄 驥
●連載●
海の中から地球が見える 第4回 色を失った海 武本 匡弘
『福祉のひろば』とわたし(5)
民主化の波をからだで感じながら 眞木 和義
政治を見る目
第5回 衆議院比例削減は身を切る改革? 長澤 高明
世界と交流する平和の船に乗ってみた!(南半球編)
第5回 砂漠に生まれた自治の街 ビジャ・エルサルバドル
根津眞澄+オット
世界のソーシャルアクション! 番外編
出稼ぎの陰で取り残される人びと 陳 意
JОB&ACTION 全国福祉保育労働組合(65)
中央行動で人権保障の学習と政府交渉を実施
私の履歴書 社会福祉経営全国会議(65)
親の会に学び、地域と歩んだ46 年 青木 一博
阿修羅がゆく わたしが好きな釜ヶ崎(85) 水野阿修羅
育つ風景 保育園のICT化の現在 清水 玲子
映画案内 『シェーン』 吉村 英夫
現代の貧困を訪ねて 生田 武志
大原孫三郎・總一郞、山川均・菊栄、石井十次(美術館・軍隊・空襲)
似らすとれーしょん道場 似顔絵まんがアート
良いロンか⁈ 悪いロンか⁈ ラッキー植松
ホームレスから日本を見れば ありむら潜
モトコの66歳えぶりでぃ 川口モトコ
みんなのポスト/福祉の動き/今月の本棚
●グラビア● 世界の市民が手をつないで、なくそう核兵器!
ニューヨークから世界に響いた核兵器廃絶の声