福祉のひろば 2026年5月号商品コード:hiroba-202605
特集 たのしい、うれしい、おもしろいが生きる力に
2025年の小中高生の自殺者数は538人で、統計のある1980年以降で最多となりました。全体の自殺者数は1万9188人で、統計を開始した1978年以降ではじめて2万人を下回り最少となったいっぽうで、子どもの自殺者数は増加・高止まりしています。左の経年推移をみると、男子は横ばい傾向に対し、女子はここ5年に急増しています。国際的にみても、G7(アメリカ、フランス、ドイツ、カナダ、イギリス、イタリア)における10~19歳の死因において、自殺が1位になっているのは日本だけです。
背景として、孤立やSNSの影響など、さまざまな要因が指摘されていますが、いまの日本の社会のなかで、子ども・若者が深刻な生きづらさを抱え、生きていたくないと思わせてしまうほどの状況に追い詰められていることは、深刻な社会問題です。
子ども・若者に限りませんが、福祉の仕事は、そうした生きづらさを抱えた人たちと出会い、ともに悩みながら信頼関係を築き、人生のこれからを一緒に考え、つくっていく仕事です。今号の特集では、児童養護施設での冒険プログラム、チャレンジプログラムのとりくみを中心に、障害分野の実践、高齢分野の実践と合わせて、「生きる」を支える福祉現場の実践を紹介するとともに、その生きづらさの背景にある社会問題へのアプローチと可能性について、考えたいと思います。
【ひろばトーク】
新たな社会福祉課題に挑み続ける
~大阪しあわせネットワークの挑戦~ 大西 豊美
●特集● たのしい、うれしい、おもしろいが生きる力に
〈座談会〉チャレンジを生きる力に
──児童養護施設でとりくむ冒険プログラム
立入 聡/加藤紀大/赤瀨正樹/元井隆蔵/武藤素明
チャレンジプログラムで卒園生のつながりも 東海林和也
「支えてもらって生きる」を感じられるように 大貫 祥太
わかりあい、つたえあえることで楽しみが広がって 四方 芙実
●サブ特集● 「危機シンポ」をふり返り、あらたな研究運動に
〈座談会〉 浜岡政好/井上英夫/河合克義/垣内国光
●トピックス●
多文化共生社会を支える京都モアネットの実践 黄 驥
第39回社会科学・社会福祉基礎講座のご案内
第31回社会福祉研究交流集会in京都のご案
●連載●
★新連載★海の中から地球が見える
第1回 何より知ってもらいたい! 武本 匡弘
『福祉のひろば』とわたし(2)
『福祉のひろば』のスタートにかかわって 福田 志朗 52
政治を見る目
第2回 総選挙のしくみを理解しよう 長澤 高明
世界と交流する平和の船に乗ってみた!(南半球編)
第2回 Toki音楽学校 イースター島はちいさな地球!
根津眞澄+オット
世界のソーシャルアクション! 孔 栄鍾
韓国社会がたどった「不安」、そして「連帯」(韓国・後編)
JОB&ACTION 全国福祉保育労働組合(62)
3.5中央行動 議員要請などを展開
私の履歴書 社会福祉経営全国会議(62)
「福祉の芸術化」をめざして 原 慶子
阿修羅がゆく わたしが好きな釜ヶ崎(82) 水野阿修羅
育つ風景 清水 玲子
わかろうとし続ける大人にしか見えない子どもたちのほんとうのつながり
映画案内 『男はつらいよ 寅次郎と殿様』 吉村 英夫
現代の貧困を訪ねて 生田 武志
大原孫三郎・總一郞、山川均・菊栄、石井十次
(その8・「パンとペン」の時代と日本共産党の誕生)
似らすとれーしょん道場 似顔絵まんがアート
まだまだ冬のオリンピックじゃ! ラッキー植松
ホームレスから日本を見れば ありむら潜
モトコの66歳えぶりでぃ 川口モトコ
みんなのポスト/福祉の動き/今月の本棚
●グラビア● すべてのいのちに役割がある