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福祉のひろば 2021年7月号商品コード:hiroba-202107

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特集 一人ひとりがのぞむ、老いのかたち

人はだれしも歳をとります。若いときのようには身体も動かなくなり、さまざまな病気もしやすくなります。ですが、生活に人の手助けが必要になったり、病気になることが、イコール不幸せなことでしょうか。もちろん、だれしも痛い思いや苦しい思いをしたいわけではありませんが、そのとき、その立場になってみないとわからない気持ちやできない経験があります。だれかの支えがないと生活が成り立たないからこそ、人とのつながりがより大切で濃密なものとなり、だからこそ悩み傷つくこともあれば、ともに共感し合えることで楽しみやうれしさも倍増します。介護する側にとってもされる側にとっても、本来そうした経験や感情のゆたかさは、人生でかけがいのないものになるはずです。

今号の特集では、ケアハウスに入所し専門職のケアや支えを得ながら笑顔で生活されているご夫婦、在宅介護をしながら介護現場で働く職員さん、さまざまな葛藤や不安のなかでも互いを思いやりながら日々を大切にされている親子にお話をうかがいました。みなさん、日々のさまざまな不安や心配ごとを抱えながらも、家族や職場の仲間、専門職に支えられながら、それぞれにとっての楽しく、ゆたかな日々を模索し、過ごされていました。

インタビューにご協力いただいた、父親を在宅介護で看取った小出さんが、「介護をとおして、親のことも、自分のこともよくわかった」と話してくださったことがとても印象にのこっています。それが介護のとてもステキな魅力だと思いますが、そう思えるためには、お互いが介護で追い詰められない“余裕”が不可欠です。高齢期は、失うものばかりではありません。老いのなかで支え、支えられ、重ねられていく貴重な日々があるはずです。一人ひとりが望む老いを大切にできる社会でありたいと、あらためて感じました。

【ひろばトーク】 

大阪弁考  是枝 一成 6

●特集●  一人ひとりが望む老いのかたち

元気でいられないひとに思いを馳せられる社会に 小川 栄二

支えてくれるから、向き合い、乗り越えられる  脇田 正雄・山本 秀二

元気でいたい、元気でいられない、元気でいてほしい  速水 敏子・速水 明子

介護の仕事が在宅介護の支えになる 小出 琢磨・西田依里子

健康で文化的な生活とは何か 河合 克義

高齢者のくらしの実態と貧困 高倉 弘士

●トピックス●

【PHOTO】ズームイン!  大阪民主医療機関連合会

第26回社会福祉研究交流集会のご案内

●連載●

WORK WORK──わくワク──
 よく働き、よく遊ぶ  就労継続支援事業所ないすらいふ

検証! 介護保険20年
 最終回 介護保険の総括と介護保障の課題 伊藤 周平

かさねあい、はぐくみあう保育実践
 「一人ひとりを大切にする」保育の魅力をあらためて感じて 大塚亜侑美

JОB&ACTION 全国福祉保育労働組合(4)
 コロナ禍での特例貸付の矛盾と葛藤を次へ活かすために

私の履歴書 社会福祉経営全国会議(4)
 子どもたちから高齢者まで、バランスよく暮らせる コミュニティの復活を 小林  忍

阿修羅がゆく わたしが好きな釜ヶ崎(24) 水野阿修羅

相談室の窓から
 児童養護施設での高校中退が多い背景 青木 道忠

育つ風景 わが子であっても別の人、と知る瞬間 清水 玲子

ひととしてあたりまえに生きたい
 「なかまの里をつくる会」会長として(6)  清田  廣

映画案内 『幸せの答え合わせ』 吉村 英夫

現代の貧困を訪ねて 生田 武志
  夜まわりで出会った人たちの死

似らすとれーしょん道場 似顔絵まんがアート
 朝ドラじゃ! ラッキー植松

ホームレスから日本をみれば  ありむら潜

花咲け! 男やもめ 川口モトコ

みんなのポスト/福祉の動き/今月の本棚 

●グラビア● 「明」るい世の中になりますように

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