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総合社会福祉研究
総合社会福祉研究所 > 総合社会福祉研究 > 総合社会福祉研究第31号 |
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特集 格差拡大社会の現実とこれからの最低生活保障の展望
2007年10月発行 定価2,000円・会員価格1,800円(送料310円)
座談会「格差拡大社会の現実とこれからの最低生活保障の展望」 後藤道夫・杉村宏・岡崎祐司
デンマークにおける知的障害者の性的自由を保障するための性指導実践 狭間郁野 北欧福祉国家における福祉と労働の関係―フィンランドの女性労働を例に― 石川素子
後藤道夫・吉崎祥司・竹内章郎・中西新太郎・渡辺憲正著『格差社会とたたかう<努力・チャンス・自立>論批判』 井原哲人
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総合社会福祉研究第30号のご案内
総合社会福祉研究第31号は、「格差拡大社会の現実とこれからの最低生活保障の展望」が特集テーマです。
構造改革が進む中、雇用と生活をめぐる様々な諸制度が改変されてきており、生活問題の緩和解消、格差の是正を図るという生活保障機能が不全状態に陥り、所得のないものからも問答無用に保険料・費用を強制的に徴収するといった収奪的側面が顕著になっています。
そこで、本特集では、現在国民の労働と生活がどのような実態になっているのかを、具体的数値を示し明らかにしました。
テーマを解題する巻頭座談会は、今日の貧困問題、生活実態、ワーキング・プアの実態、勤労者の賃金水準、そしてそれに対応する社会保障・社会福祉及び関連施策の現状について具体的データから検証し、社会保障・社会福祉のあり方や最低生活保障の方向とその実現についてどのような観点で展望を切り開いていけばよいのかを議論していただきました。
まず後藤道夫さんは貧困拡大の中心部隊であるワーキング・プア大量出現の原因を、労働政策の大幅改変と社会保障の底抜け状態という両面から明らかにしています。杉村宏さんは今日の貧困問題解決に十分機能が果たせていない生活保護制度の現状を明らかにし、今日の生活保護新抑制策の実態・手法の問題点を指摘しています。岡崎祐司さんは住民の地域生活を支える社会福祉、医療、教育などの社会資本が後退し、貧困、生活格差の拡大を助長していると指摘し、その条件整備を地域住民にその負担を押しつける手法を「地域自前主義」と呼び批判を展開しています。
そして、今日の格差問題解決と最低生活保障を考えるにあたっては、(1)まず賃金プラス社会保障で暮らすという大原則を前提に、格差と分断を生み出している最低賃金、社会保険給付、生活保護給付、社会福祉サービスなどの最低生活保障を構成する諸制度の給付水準を「人たるに値する」ものに引き上げ重層的に整備する、そのためには各種運動もきっちりと連携・連帯すること、(2)私的保険化の道を突き進む社会保険の再設計と社会保障の「社会」の意味をあらためて問い直すことの重要性が確認されました。
次号は、「格差拡大社会に挑む社会連帯論」(仮)というテーマで企画を行っています。乞うご期待下さい。
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