福祉のひろば 2018年5月号商品コード:hiroba-201805
特集 どの子もしあわせになる権利にとまどってはいられない!
どの子にもしあわせになる権利があります。
しあわせになる願いや想いではありません。
権利なんです。
大人は、社会は、そして国家はしっかり向き合って、責任を果たさなければなりません。
選択の自由はありません。
しかし、いてつくような日に、雹のようにたたきつける貧困格差が、親の心を保てずに、手を出してしまうことも、私たちは知っています。
だからこそ、しっかりと親たちに、お母さんに、ていねいに向き合いたいのです。
そっと、背負っている荷物を横における場を作りたいのです。
いま、児童の福祉現場だけでなく、教育の現場、子どもにかかわる現場は、しあわせになる権利を揺さぶる動きと日々たたかいながら踏ん張っています。
子どもがしあわせになる権利にとまどってはいられないから。(編集主幹)
【ひろばトーク】
なかまが地域の暮らしを支える? 浜崎倫洋
●特集● どの子もしあわせになる権利に とまどってはいられない!
子どもの権利条約ってなんですか?
【座談会】青木道忠、宮城登、川島洋子、黒田孝彦
子どもの最善の利益を追求する道程 谷口由希子
校則はなんのためにあるの? 高倉弘士
●トピックス●
「ちがい」が「ゆたかさ」になる 申 佳弥
第3回陸前高田学校
ここに住み続けたい──閖上、荒浜、蒲生を視察
まちなか再生と商業施設 伊東 孝
震災からの復興と利用者の生活 千葉哲士
漁業環境の復旧と生産者の顔が見える復興のとりくみ
変わる・変わらない釜ヶ崎 高倉弘士
●連載●
社会福祉研究に人生あり! 戦後の貧困のなかで 相澤與一
相談室の窓から
万引きをしてしまう背景には 青木道忠
育つ風景 みんなでこだわる 清水玲子
「助けて!」って言ってもええねんで!
おとなも枠を越え、SOSを 徳丸ゆき子
ひととしてあたりまえに生きたい
脳膜炎で聴力を失う 清田 廣
映画案内 『きみはいい子』 吉村英夫
現代の貧困を訪ねて
生活保護の打ち切り問題 生田武志
似らすとれーしょん道場 似顔絵まんがアート
似顔絵は家族の歴史なのじゃ~! ラッキー植松
ホームレスから日本をみれば ありむら潜
花咲け!男やもめ 川口モトコ
みんなのポスト/福祉の動き/今月の本棚/
●グラビア● 第3回陸前高田学校で出会ったひとたち