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福祉のひろば 2016年8月号商品コード:hiroba-201608

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さて、例年八月号は、平和と福祉をテーマに発信してきました。「来年(今年のこと)の八月号の企画はどうしようか」と模索のなか、昨年の八月六日に広島でお会いした林正男さんのことが頭から離れません。「この貴重な体験を福祉現場のなかで共有にできないものか、そして、その推移を本誌で発信してみよう」と発行元の大阪福祉事業財団の小山さん(現高鷲学園施設長)に相談しました。そして、副施設長の方々に広島原爆被爆者に直接お話をうかがう、いわゆる聴き取り調査
を実施してみようとの企画に至りました。

原爆被爆者から直接、体験をうかがえる機会は、限られてきました。例年八月号では、憲法九条と二五条は不可分だと伝えてきました。とくに、違憲の安保法制の強行の現代的問題、福島第一原発事故をはじめ、その後の原発再稼働の動きや海外に原発の売り込みをおこなう政権のすがたなど、一部にある原爆被爆と原発事故が別問題のような風潮も流れるなかで、日本で起こった広島・長崎の原爆被爆を風化させずに、当事者の体験を生でうかがう機会がもつ意味は、例年以上に重要になっています。
同時に、今年から一八歳選挙権が施行されました。若い方々に、その体験を伝える責務はなんでしょうか。もちろん、わかりやすく伝える技量も必要ですが、やはり体験した心を伝えたいと思います。

平和と福祉を、読者の皆さんと共に考えたいと思います。また、みなさんからのご意見やご感想をお寄せください。 (編集主幹)

●表紙の絵
神門やす子

【ひろばトーク】
寒月(かんげつ)(エッセイ集発刊にあたって) 早川一光・ゆき

●特集● 原爆被爆者の人生を伝えたい

広島の地を訪れて~被爆者の思い、そして世界平和への祈り~

高東征二さんのおはなし 尾道 敦子
 二度と同じ苦しみをうまないために、すべての被爆者に向き合うべき

望月照巳さんのおはなし 杉原 佳子
 鎮魂と平和を伝える場所の意味を考える

三村正弘さんのおはなし 寺田  恒
 被爆者問題から人権問題を考える

原爆ドームと平和公園に生きづく平和と命への願いと行動   平瀬まり子

平和への願いを強く思う 寺本 裕子

フィールドワーク(写真集)

被爆体験を聞く◆河本 謙治さん
──島田由加里・吉永みゆき・高原信昌・栗林浩貴・尾山浩志

被爆体験を聞く◆寺尾 興弘さん
──赤坂啓子・北口美弥子・宮内義人・石垣登美子・横山道夫

被爆地ヒロシマの研修を終えて


●トピックス●

私には、ハンセン病を風化させない義務がある

地域の介護を背負っているのは私だ~中部学院大学訪問記~

大学と現場の連携で、岐阜の福祉を支える専門職の養成を 新井 康友さんに聞く

なぜ母親は娘を手にかけたのか――千葉県銚子市母子心中事件 田中 武士

第22回社会福祉研究交流集会in京都


●連載●

フォーラム だれのための政治か 細貝大二郎

施設から子どもたちの未来ををきりひらく  家族と離れて暮らす子どもの居場所に 安場 美慧

相談室の窓から 中年のひきこもり問題を考えたい(2) 青木 道忠

育つ風景 保育園での片づけをめぐって 清水 玲子

「助けて!」って言ってもええねんで!   悩み、考えながら、歩み続けたい   徳丸ゆき子

全盲夫婦の出会いから 二人三脚のあゆみ 千田勝夫・絹枝
 移動の自由をもとめて(5)――駅ホームは欄干のない橋・その3

映画案内 『ジミー、野を駆ける伝説』 吉村 英夫

現代の貧困を訪ねて 介護保険は詐欺である 生田 武志

似らすとれーしょん道場 似顔絵まんがアート  「らしさ」を盛り込むのじゃ!! ラッキー植松

ホームレスから日本を見れば ありむら潜 76 花咲け!男やもめ 川口モトコ

みんなのポスト/福祉の動き/今月の本棚


●グラビア●
 
原爆被爆者の人生を伝えたい
──大阪福祉事業財団の副施設長16名が向き合った広島被爆体験者との出会い──

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