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福祉のひろば2016年5月号商品コード:hiroba-201605

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特集
施設で生きる子どもといっしょに明日を生きたい

「子どもの貧困」ということばが最近よく使われます。
さまざまな分野・領域で、その子が認識しているかどうかは別にして、子どもが抱えている、背負っている「子どもの貧困」の実態を、社会的孤立や児童虐待としてもとらえるとりくみが拡がってきました。しかし・明日があるはず・の子どもに、・明日・の・希望の扉・を閉ざしている現実。その告発は、まだまだ不十分であると思います。

社会保障体制の再構築を謳ったいわゆる「九五勧告」以降の、一〇年から二〇年にあたるこの一〇年間、スクールソーシャルワークの存在や配置の拡大、研究調査交流の拡がり、そして制度化。その拡がりは、学校現場だけでなく、社会福祉施設としての保育分野にも視点を拡げ、支援のありようの探求、地域社会においては地方自治体で孤立するシングル親への保健福祉訪問活動が行われるなど、拡がりをみせています。虐待対策ともつながった施策です。

一言では説明できない子どもが抱えた、背負った荷物。その荷物がゆえに、心を閉ざす子ども。それでも、実習や社会的関心から児童養護で働きたいと、入った若者が、そのあまりにも大きな荷物に、いっしょに向き合うことを最初は戸惑いながらも、そこにいっしょに身を置くことを決意する姿を見ました。
児童福祉施設の扉をくぐる子どもは多くはない。しかしそこから、社会が学ぶこと、考えることは少なくないと思います。今回のテーマは、光なきものと共に生きる人たちからのメッセージです。もちろん、そのままでは決して届かなかった光を浴びることを願って──。 (編集主幹)

【ひろばトーク】
若い職員が学び行動する姿に刺激を受けて 鳴川 真弓

●特集 施設で生きる子どもといっしょに明日を生きたい

【基調報告】子どもは本当に大切にされているのか 奥野 隆一
 地域・社会とつながる役割を担う乳児院 鳴川 真弓
 生きづらさを抱える子どもたちのこれからをどう支えるのか 小倉 康司
 現場の実践を支える制度設計を 藤野 謙一 16
 子どもたちの苦しさを少しでもやわらげられる支援をめざして 尾道 敦子
 保育士に求められるソーシャルワークのスキル 吉永みゆき 20

【討 論】 貧困の連鎖を断ち切るために、児童福祉施設は
      どのように子ども・親に向きあっているのか

●トピックス

福祉と憲法 憲法を暮らしの中に生かす 大矢  暹

手話ができるホームヘルパーさん同行記 中島 素美

「介護職員等の処遇改善法案」を通して福祉現場の低賃金問題を考える 塩見 洋介

家族の「責任」を問う前にすべきこと 日下部雅喜

生活保護受給者の生活と人権を守る 岡  晃敏

社会福祉からみた・マイナンバー_の危険性 西村 憲次

グラビアの現場から 吉迫 宣俊

第22回社会福祉研究交流集会in京都

●連載

フォーラム 介護保険対象外の問題 河合 克義

相談室の窓から 小さな変化や成長を大切に 青木 道忠

ソーシャルワークの原点と息吹を感じて(最終回)
 ――World Social Work Dayによせて―― 伊藤 文人

育つ風景 いま保育園は 清水 玲子

「助けて!」って言ってもええねんで!
 親が親になれない状況が増えているなかで 徳丸ゆき子

全盲夫婦の出会いから 二人三脚のあゆみ 千田勝夫・絹枝
 移動の自由をもとめて(2)――安心して街を歩きたい!  

映画案内 『アメリカン・スナイパー』 吉村 英夫

現代の貧困を訪ねて 生田 武志
 野宿者テントの強制排除が行なわれた

似らすとれーしょん道場 似顔絵まんがアート(新連載)
 【第1回】似顔絵~似らすとれーしょん~とは? ラッキー植松

ホームレスから日本を見れば ありむら潜
花咲け!男やもめ 川口モトコ

みんなのポスト/福祉の動き/今月の本棚

●グラビア
あたりまえの生活ではぐくむ 生きる力

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