福祉のひろば Square of welfare

トップページ > 福祉のひろば > 福祉のひろば 2016年2月号

福祉のひろば 2016年2月号商品コード:hiroba-201602

販売価格(税込):550 円
ポイント: 0 Pt
数量 
かごに入れる 電子書籍版はこちら
一九九〇年代以降、労働政策の後退によって不安定雇用労働者が大量創出され、仕事と住居を失った生活困窮者が大量に増えた結果、稼働年齢層の生活保護利用者が増加しました。

生活困窮者や社会的に孤立した人々に対し、生活保護に至る手前で必要な支援をおこなう「第二のセーフティネット」の役割を担うものとして、生活困窮者自立支援法の準備が進められました。

ところが、生活保護基準引き下げと不正受給対策の強化、親族扶養と就労指導の強化など、生活保護改悪とセットでおこなわれています。そのうえ、対象から生活保護利用者を排除しています。あわせて、雇用の確保により生活困窮から抜け出すという理念のもと、就労自立に支援が特化される傾向にあります。

法案審議のさいに関係者が危惧したように、要保護者の生活保護申請を抑制し、利用を遠ざける「防波堤」の役割を自立支援事業が担ってしまうのではないか、自治体間の格差が生まれるのではないか、相談体制が不十分になるのではないか、といった点が、制度がはじまり、事業が展開していくなかで現実の課題として出されてきています。

自立支援法が本格実施されて、現場において、当初の理念として掲げた、生活困窮者ひとりひとりの寄り添い型支援・伴走型支援が展開されているのか、現場からの実践報告を通して、制度的、実践的な課題を総合的に明らかにし、改善の方向を探ります。

【ひろばトーク】
福島の復興、人間らしい生活の復興を神話にさせない 早川 篤雄

●特集 実施された生活困窮者自立支援法は現実に生活困難を解決するのか

生活困窮者自立支援法で「寄り添う支援」は可能か? 加美 嘉史

包括的な伴走型支援の展開   谷口伊三美

ホームレス緊急一時宿泊事業・訪問相談事業が生活困窮者自立支援事業に移行して  長谷川 幹

子どもたちの「まずは、ごはん!」をどう支えるか?  徳丸ゆき子

質問にこたえて

まとめ──財源をゆたかにし、国庫負担引き上げ、事業を必須にする

●トピックス

福祉のひろばシンポジウムのご案内

企業参入シリーズ(3)
 保育事業と放課後等デイサービスの市場化動向 黒田 孝彦

鼎談 一億総活躍社会を熟慮する  多久和令一 塩見洋介 黒田孝彦

現代に生かす真田理論――真田理論で明日の実践が変わる

第2回 衣笠ゼミ──早川一光さんを囲んで 黒田 孝彦

年始広告

●連載
フォーラム  テロと難民・原発、日本は平和外交でイニシアチブを 細貝大二郎

相談室の窓から  自分を変えたいY子さん(2)   青木 道忠

ソーシャルワークの原点と息吹を感じて  ダラム大学の大学院教育について 伊藤 文人

育つ風景  新制度の「短時間」保育がもたらすもの  清水 玲子

「助けて!」って言ってもええねんで!  すべてはつながるためのツール(1) 徳丸ゆき子

全盲夫婦の出会いから 二人三脚のあゆみ   読み書きの自由をもとめて(2) 千田勝夫・絹枝

映画案内 『0.5ミリ』 吉村 英夫

現代の貧困を訪ねて  「大阪都構想」と「西成特区構想」 ――『釜ヶ崎から 貧困と野宿の日本』の発行  生田 武志

なにわ銭湯見聞録(34)  銭湯の歴史・その3~銭湯は大儲け……だった  ラッキー植松

いただきます! 栄養いっぱいのスグレモノ 高野豆腐サンド すみれ愛育館

ホームレスから日本を見れば ありむら潜

花咲け!男やもめ 川口モトコ

みんなのポスト /福祉の動き /今月の本棚 

●グラビア● 公的福祉と高齢期のゆたかな暮らしを求め続けた  廣末利弥さん

現在のかごの中

合計数量: 0
商品金額: 0円
かごの中を見る

ログイン


メールアドレスを記憶する

パスワードを忘れた方はこちら
新規会員登録
送料PR 定期購読 電子書籍案内
有限会社福祉のひろば

〒543-0055 大阪市天王寺区悲田院町8-12
国労南近畿会館3階 電話06-6779-4955