福祉のひろば Square of welfare

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福祉のひろば 2013年12月号商品コード:hiroba-201312

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1953年、世帯総数が1,718万世帯、平均世帯人員が5.00人でした。約60年後に世帯総数は、4,817万世帯と2.8倍に増加し、平均世帯人員は約半分の2.57人に減少しました。世帯構造では、単独、夫婦のみ、ひとり親と未婚の子のみの世帯が増加し、三世代世帯が減少しています。世帯類型では、高齢者世帯が大幅に増加していることが示されます。
もう少し詳細に見ていくと、子どものいない世帯の増加、65歳以上の高齢者を含む世帯の増加、単身世帯の増加。都市部だけではなく日本全体に共通した状態です。小世帯化し、世帯数が増えています。しかし、世帯ごとに最低の日常必需品が必要です。結果として産業政策が働いていたように思います。これらの世帯構造や類型化の変化は同時に、さまざまな社会問題を広げたのも事実ではないでしょうか。
例えば、『国民生活白書』(2007年)には、結婚した人が親と別居する割合が増加し続ける一方で、若い世代を中心として自分や配偶者の親の近くに住む、いわゆる「近居」が増えていると指摘しています。1994年と2007年が比較され、2世帯住宅や同じ敷地内に住む割合が3.4%から8.5%へ、1時間以内の距離に住んでいる割合は、51.6%から67.5%へと高まっていること。特に若年層で、20代既婚者の敷地内別居と親世代が1時間以内に住むを合わせた割合が78.4%、30代既婚者では82.2%にも達しています。さまざまな生活防衛等が大いに影響していると思われますが、むしろその条件が揃わない場合の問題をとらえる必要があると思われます。

今回の特集は、世帯構造や類型化の変化、社会福祉現場で起こっている家族問題などへの実態や実践などの取材(担当中島悦子)を概括しながら、同時に、新たな共生の取り組みなどを垣間見、家族と社会福祉を考えることにしました。さまざまなご意見や研究報告、実践をいただいて、より一層深めたい。
(編集主幹)


●表紙の絵● 神門やす子

●カット●  川本 浩

【ひろばトーク】 “カンカラソング”でニッポン復興 エーゾエーゾ‼ 岡 大介

●特集● “家族構造の変化”と社会福祉

特養で暮らす妻(76歳)の元に毎日通う夫(83歳)

自分らしく生きる── 一人暮らしの高齢女性

保育園から見た家族と保育

憲法で「家族はこうあるべき」と決めてよいのか?

●トピックス● 「現場でつくる新しい社会福祉」のスタートに

  ひきこもり者との協働 青木 道忠

  土曜日の天使たち 池山美代子

  社会福祉士事務所の挑戦 熊谷まゆみ

  貧困と格差に徹底して向きあう中から見えてくること 中村東輝子

  社会福祉学部の挑戦と苦悩 植田  章

ミラノ発 障害者のオーケストラ「アレグロモデラート」 黒田 学・平沼博将・益田弥生

【ご案内】2日間集中講座「社会福祉の本質を問う─

『真田是著作集』から学んで」(2月8日〜9日)

 被災地での交流展示会(3月11日~14日)

●連載● フォーラム  今、そこにある福祉労働の危機 前田 鉄雄

連載 小川政亮 第二部 自伝(21) 小川 政亮  日本福祉大学の時代

相談室の窓から 青木 道忠  移行期だからこそ喜びと誇りを(1)

わらじ医者 早川一光の「よろず診療所日誌」 早川 一光

育つ風景 清水 玲子  福島県保育・子育てのつどいに参加して

いっぽいっぽの挑戦(9) 繁澤 多美  「生活の拠点」としての住宅の保障を!

映画案内 『ヒア アフター』 吉村 英夫

現代の貧困を訪ねて 生田 武志  イギリスのホームレス問題を訪ねる(2)

なにわ銭湯見聞録(八) ラッキー植松

いただきます!  子どもと一緒に ツリーポテトサラダ すみれ乳児院

ホームレスから日本を見れば ありむら潜

花咲け!男やもめ 川口モトコ みんなのポスト /今月の本棚 /福祉の動き 

●グラビア● 平和の架け橋であってほしい(伊良部島大橋)──伊良部島・下地島(沖縄県宮古島市)

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