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福祉のひろば 2018年10月号商品コード:hiroba-201810

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特集
住民と行政の協働で「豪雪、貧困、多病の山村」の困難を克服した活動と伝統 旧沢内村のいま(現西和賀町)

戦後、地域医療保健福祉の実践的目標とされてきた二つの事例から、その史実と関係者に本誌編集委員の明治学院大学の河合克義、編集事務局の西村憲次の両名が伺い、いまを問いかけてみました。
 
豪雪・貧困・多病の村で、深澤晟雄さん、斎藤竜雄さん、太田祖電さんの三人が村づくりをしていくためには、住民の人びとと一緒にものを考え、悩み、苦しみ、そして願いをもつことが必要」と農民学校をつくったことから始まり、その後ばらばらになっていた婦人を組織し、婦人会をつくり、これが推進力となって「自分たちで自分たちの命を守る健康な組織的活動の母体」ができます。一方で役場の職員は公僕としての役割を発揮するために職員組合をつくります。一九五七年に深澤さんが村長、太田さんが教育長に、集落に出かけ、住民の生活要求並びに地域課題を収集します。
①あまりにも雪が多すぎること
②あまりにも貧困であること
③あまりにも病人が多いこと
沢内村の僻地性を相乗的に築いているこの三つの問題に住民が一体となって取り組んでいくことが行政の基本である。これが乳児医療費無料化や老人医療費無料化を進める背景になり、一九七三年に国の制度としても実現しますが、八〇年代に入るとその流れが逆転します。住民を信頼し、生命と人間の尊厳を守る沢内村の哲学を今回の特集をとおして考えたいと思います。 (編集主幹)


【ひろばトーク】
2018年度 京都社会福祉講座開会にあたって 宮本武史

●特集● 西和賀町の生命尊重行政の歩みと現在
西和賀町(岩手県)の生命尊重行政の歩みと現在 西村憲次
西和賀町の生命尊重行政60年 高橋典成
町立西和賀さわうち病院のいま 北村道彦


●トピックス●
何が本当に地域福祉で求められているのか
 膝をつき合わせて考えたい 豊田八郎
四方山話 満州開拓青少年義勇軍内原訓練所資料館 編集主幹
ハンセン病をとおして社会福祉を考える 高倉弘士
『「子どもの貧困」を問いなおす』
 合評会に参加してきました 高倉弘士
自分の頭で考え、自分のことばで語る、職場診断ができ、
 その問題解決や事業推進の先頭に立つ職員を養成します
障害者のくらしの場働く場を創り広げてきた埼玉の実践を中心に
 全国障害者問題研究会第52回全国大会 埼玉
秘境の旅シリーズのおっちゃんたちが
 道東に国内留学する高校生に会った
第28回総合社会福祉研究所総会への事務局長報告 黒田孝彦

●連載●
社会福祉研究に人生あり!
 体験から研究へ  相澤與一
相談室の窓から
 大人の発達障害について考える(その1)  青木道忠
育つ風景 ある中学生へのエール 清水玲子
「助けて!」って言ってもええねんで!
 ギリギリのところで耐えつづける親と子どもたち 徳丸ゆき子
ひととしてあたりまえに生きたい
 直面する差別、ろうあ運動との出会い 清田 廣
映画案内
 湯を沸かすほどの熱い愛 吉村英夫
現代の貧困を訪ねて 今年の暑さと貧困 生田武志
似らすとれーしょん道場 似顔絵まんがアート
 ペットの似顔絵を描くのじゃー! ラッキー植松
ホームレスから日本をみれば ありむら潜
花咲け! 男やもめ 川口モトコ

みんなのポスト /福祉の動き /今月の本棚 /

●グラビア● 
生命尊重行政
老人医療費無料発祥の地、西和賀町(旧沢内村)を訪ねました

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