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福祉のひろば 2017年3月号商品コード:hiroba-201703

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特集

第二一回社会福祉研究交流集会合宿研究会

 総合社会福祉研究所では、社会福祉研究の課題や方向性に関する「合宿研究会」を、毎年この時期に開催し、夏の研究集会の企画に生かしてきました。
 今回は三つのテーマを設定しました。「貧困問題研究の実相と課題」(丹波史紀さん)、「第二ステップの福祉産業化の行き着く先」(黒田孝彦さん)、そして「社会保障の公的責任論の今日的意義」(濱畑芳和さん)です。さらに「養成学校定員充足率の実態」を鴻上さん、「公的福祉論と社会福祉法人制度の見直し問題」を茨木さんに補足報告をお願いしました。ひろばでは概要報告にとどめ、研究紀要で全容を紹介します(研究紀要は電子書籍で無償閲覧することができます)。
 私からは、まず社会福祉研究を考えるうえで、「今、私たちがどういう地点に立っているのかを示すポイント」として四点を指摘し、討論を深めていただきたいと思います。


神奈川県津久井やまゆり園殺傷事件を社会福祉問題として考える(後編)

この問題、事件は、日本社会が世界のグローバル競争と社会保障の規制、抑制に追いやられてきたなかで起こった事件です。そんな社会で、希望を失わされていくと、誰にも優生思想のような歪んだ思想にとらわれる危険性のある社会になっているのだという警鐘を社会に鳴らした事件ではないかと思います。
 そもそも社会福祉現場は、人としての尊厳に共感し、体感していける現場であるはずなのに、今の社会福祉現場の労働や環境や、格差・競争社会の生み出すさまざまな困難さから、本来の社会福祉の価値の発見に至らない現実が私たちのまわりに広がっていることを見ていかなければなりません。その点で、この事件の検証や解明に真剣に取り組み、とらえていくことは、社会福祉と社会の再生の糸口をつかむことにつながる事件であると思います。

【ひろばトーク】

養成校の衰退は、社会福祉の衰退  鴻上 圭太

●特集●

社会福祉研究問題をひも解こう!

(第21回社会福祉研究交流集会合宿研究会 概要報告)

 社会福祉研究の課題と方向性  石倉 康次

 貧困研究の実相と課題  丹波 史紀

 第二ステップの福祉産業化戦略の行き着く先  黒田 孝彦

 社会保障の公的責任論の今日的意義  濵畑 芳和

〈補足報告〉

 社会福祉経営の現場から公的責任を考える  茨木 範宏

〈第21回合宿研究会に参加して〉

 社会保障からの公的責任の継続的な後退を視る  高倉 弘士

神奈川県立津久井やまゆり園殺傷事件を社会福祉問題として考える(後編)

〈座談会〉松尾悦行/岩坂正人/福岡加代子/青木道忠/石倉康次/黒田孝彦

●トピックス●

グラビアの現場から
 日本三大秘境のひとつ──豪雪の「白川郷」を訪ねて

福祉のひろば読者会 ラッキー植松似顔絵講座

学んで生き生き!第10回京都社会福祉講座終了
 
●連載●

フォーラム
 「学童保育士」資格者第一号の誕生に寄せて  植田  章

施設から子どもたちの未来をきりひらく
 施設生活の変化と、次のステップへ  今﨑 佑介

相談室の窓から G君の気になる行動  青木 道忠

育つ風景 トイレに行く自由、行かない自由  清水 玲子

「助けて!」って言ってもええねんで! 
 子どもの貧困の原因、親の貧困の解決を!  徳丸ゆき子

全盲夫婦の出会いから 二人三脚のあゆみ  千田勝夫・絹枝
 二人の出会いから結婚へ(3)

映画案内 『ソロモンの偽証』  吉村 英夫

現代の貧困を訪ねて 年末年始の越冬  生田 武志

似らすとれーしょん道場 似顔絵まんがアート 
 親子を描くのじゃ!  ラッキー植松

ホームレスから日本を見れば  ありむら潜

花咲け!男やもめ  川口モトコ

みんなのポスト/福祉の動き/今月の本棚

●グラビア● 

白川郷──岐阜県白川村荻町

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