福祉のひろば2018年1月号商品コード:hiroba-201801
特集
憲法25条を私たちの手のなかに
憲法25条には「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」という条文があります。
この条文は、どのような生活をイメージすればよいのでしょうか。福祉現場からの投稿と座談会を通して、みなさんと一緒に考えていきたいと思います。
憲法二五条の水準は、今日では、生活保護基準と位置づけられ、最低賃金や社会保障制度の目安になっています。社会福祉に対するバッシングが多い状況のなかで、最低限度の生活以下に追いやられているという方はたくさんいます。今回の座談会で確認されたように“あたりまえの生活”ということを具体的に示しながら、最低生活保障ということを底上げしていくべきではないでしょうか。
二〇一八年は、一年間をとおして、健やかで文化的な生活は国民の権利で、国家はそれを実行する義務がある、ということを考えていきます。
【ひろばトーク】
誰にも、どこにも声をあげられない女の子たち 橘ジュン
●特集● 憲法25条を私たちの手の中に
2018年を迎えて 石倉康次
〈投稿〉 憲法25条を私たちの手の中に
〈座談会〉 めざされるべき“ふつう”の生活とは
【参加者】中野加奈子/加美嘉史/丹波史紀/新井康友
●トピックス●
◆小川政亮さん追悼企画◆
権利としての社会保障をどうひきつぐか?〈後編〉
小川政亮さんの研究姿勢 河合克義
小川政亮さんからひきつぐこと 垣内国光
会員のつどいを終えて 浜岡政好
第3回 陸前高田学校開催のお知らせ
年始広告
●連載●
施設から子どもたちの未来をきりひらく
施設で生活する子どもに関心をもってほしい 今崎佑介
相談室の窓から
活動10年目をむかえた「ごんちゃん」 青木道忠
育つ風景
子どもにとっての「時間の見通し」 清水玲子
「助けて!」って言ってもええねんで!
なぜ支援が届かないのか、実態を知ってほしい 徳丸ゆき子
全盲夫婦の出会いから 二人三脚のあゆみ 千田勝夫・絹枝
子育ては終わった! 私たちの今、そしてこれからも家族円満に!(1)
映画案内 吉村 英夫
『5パーセントの奇跡~嘘から始まる素敵な人生~』
現代の貧困を訪ねて 生田 武志
大阪市浪速区の生活保護利用者「確認カード」の返還行動
似らすとれーしょん道場 似顔絵まんがアート
クラフトしてみるのじゃ! ラッキー植松
ホームレスから日本を見れば ありむら潜
花咲け!男やもめ 川口モトコ
みんなのポスト 56/福祉の動き 78/今月の本棚 81/
●グラビア● 踏鞴、鑪、そして、たたら