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福祉のひろば2015年9月号商品コード:hiroba-201509

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特集

再就職・他事業経験者(二〇代・三〇代・四〇代・五〇代)が語る
わたしはなぜ社会福祉現場で働くのか

 私たちは、今の社会福祉事業環境が、「求められている社会福祉、できない現実」の葛藤の中での「あきらめ・もどかしさ」を感じながらの事業の存続と労働の継続という側面と、供給体制の多様化と人件費抑制策での影響が社会福祉実践の共有や協働を疎外し、福祉実践の質的低下が構造的につくられてきたことを見てきました。

 また、社会福祉法人や事業のイコールフッティングを背景にした自助・共助が押し寄せています。こうした社会福祉の政策後退は、社会福祉現場に、労働に大きく影響し、その面からの働く意欲、働きがいの喪失という指摘もあります。

 特集では、他分野で働いてきた経験をもち、社会福祉現場で働くことになった人、社会福祉現場で働いていたが、さまざまな理由から現場を離れ、再度、社会福祉現場にもどって働いている、二〇代から五〇代の四人にききました。それぞれの年代の社会福祉事業についての時代背景や、就職期の選択幅なども浮かび上がらせ、もう一方でそれぞれの社会福祉事業や対象観が横たわっていました。

 また、サブ特集として社会福祉法改定問題を取り上げました。社会問題としての生活問題を自己責任にすり替え、貧困問題を社会福祉法人の自助事業として責任転嫁し、「国家として、社会福祉法人に法人税などの恩恵をあたえているではないか。だから、社会福祉問題を社会福祉法人が対応するのは当然」という責任転嫁とすり替えです。社会福祉事業の国家の統制と規制の手先としての社会福祉法人の従属化は、社会福祉現場で働く「人としての尊厳や発達、成長と生活」保障に向き合う「働きがい」を疎外するものです。しかし、国民主権の社会福祉実践が遠のいても、目の前に生きる社会福祉実践に心して向き合い、制度政策に対抗する姿にも出会うのです。(編集主幹)

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