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福祉のひろば2014年2月号商品コード:hiroba-201402

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 こどもが安心して、そして安全にすごせるのは、おかあさんが安全で安心してすごしているかにかかっています。

 ルポライターの杉山春さんは、『ルポ虐待 大阪二児置き去り死事件』(ちくま新書、二〇一三年九月)で、「少なくとも、母親だけが子育ての責任を負わなくていいということが当たり前になれば、大勢の子どもたちが幸せになる」としています。

 本誌では毎年、「子どもの貧困」を特集のテーマとして掲げてきました。子どもの貧困は、親の貧困と直結しています。
 
 「この世に生まれたいのちに、憲法二五条の光が届くようにしたい」。

 この願いは、社会福祉や公衆衛生の現場で働く人たちのしっかりした魂としてみることができます。

 社会福祉施設に入所してきたこどもたちには、温かい家庭、いつも見守ってくれるおかあさんやおとうさんがいなかったかもしれません。だからと言って、この子に、人としての幸せを社会として提供できないのでは、憲法二五条の光は届かないことになります。

 福祉現場や医療現場の中で起こるマタハラ(マタニティハラスメント)の背景に、労働の構造的問題をみます。
 
 報酬や運営基準等の労働定員の規制が、同じ現場で働く仲間の妊娠や出産を認め合えない重い負担構造として放置され、ここでも自己責任を貫く国家は、事業者や職場の努力だという姿をとらせます。国家の制度政策が、ここまで人の幸せに介入してもよいのでしょうか。

 アベノミクスは、「女性の出番」と言い放つも、そこでは低賃金と非正規の女性労働の拡大と、福祉の市場化の中で消費者としての過酷な場ですごすことを求めているのです。 (編集主幹)

●表紙の絵● 神門やす子

●カット● 川本 浩

【ひろばトーク】
 「ありのままの自分でいいんだよ」と伝えたい 小川美農里

●特集● つたえたい 独りで こどもを育てられない

1 増える、妊婦健診を受けない・受けられない母親たち

2 見守り、待つ 子どもの誕生
   ──助産師 佐藤よし子さんに聞く

3 保護者の心の支えとなる病児保育
   ──西成民主診療所病児保育室「まつぼっくり」

4 発達・成長する子と母の生活を支える夜間保育

●トピックス●

学校給食費未納にみる「子どもの貧困」
 ――未納は保護者規範の低下か  小川 敏行

住民と自治体との協働で取り組む あやべ水源の里を訪ねて
                   西村 憲次

労働相談からみえる未組織福祉労働者の現状と組織化の展望
                      澤村  直

第5回「現場を励まし 元気がわく ひろばセミナー」報告

●連載●

フォーラム 平和と省エネを日本の専売特許に
                         細貝大二郎

連載 小川政亮 第二部 自伝(23)   小川 政亮
 「埼玉大学、そして脳梗塞を克服して」

相談室の窓から  「一番」でないとダメですか
                         青木 道忠

わらじ医者 早川一光の「よろず診療所日誌」
                         早川 一光

育つ風景  職場の風通し  清水 玲子

いっぽいっぽの挑戦(11) 主体性を引き出す支援とは
                          繁澤 多美

映画案内 『小さいおうち』 吉村 英夫

現代の貧困を訪ねて 生田 武志
 「岸和田市の生活保護申請(却下)の取り消しを求める
  裁判」が完全勝訴

なにわ銭湯見聞録(拾) ラッキー植松

いただきます! 豊里学園
 簡単・低カロリーで食物繊維もとれる!
   里芋トリュフ

ホームレスから日本を見れば  ありむら潜

花咲け!男やもめ 川口モトコ

みんなのポスト/今月の本棚/福祉の動き

●グラビア● 浴育──第5回 ひろばセミナー
         「銭湯からみえる、ひと・まち・くらし」

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